「心に残り続ける言葉たち」というテーマで最近までかかって3つ書き、どれも長くなってしまいました。うっかりシリーズみたいに始めてしまうと、いけませんね。。←
今回は、いずれは書こうと思っていたテーマ、「過去の夢の絵」について、ようやく書こうと思います。夢の絵は、まだわかってもらえそうですが、「過去」とは?
「夢の絵」を描くようになった経緯は、一番最初のブログ『夢の絵のサイトを持つ』で、色々と書かせて頂きました。自分が叶えたいと思うイメージを実際絵にして描くことは、自分の人生という航路における北極星を輝かすことだ!みたいな、、漫画のセリフ?(笑) のような内容です。
その記事の中でも書いてますが、私は絵を描くこと以外のことでも、『心の声』をとにかく無視することが出来ないようなのです。そして最近の心の声は、ちゃんと私の出来ることをシェアしろ、ということのようです。本当の自分のままでシェアしろ、と。
それでまず、このGood Image Labのサイトのリニューアルタイミングで、密かにやっていたブログを、正面に据えてみることにしました。
そして、「夢の絵」とともに「過去の夢の絵」と言うものについても、その理由を書くようにしたいと考えました。
「心に残り続ける言葉たち (3)」の中でも少し触れましたが、
私自身が、自分の過去世がわかるようになり、更に、過去にあった自分の中のストーリーの書き換えが出来るとわかったから、です。
「過去世の書き換え」については、スピリチュアルなことに詳しい方であれば割と知られている、そう珍しくないヒーリングの一つと言えると思います。
「過去世の書き換え」と言っても、これは実際の過去に起きたその事実をすっかり変更できる、というわけでは無く、「過去に起きたことに対する自分の捉え方を変える」というのが、この場合の意味になるかと思います。
例えば人生において、大人になっても子どもの時の体験が原因で、ずっと苦手だったり怖かったり、また過去で出来たトラウマや苦手意識が障害になって、結局うまく行かないことが起きたり、そういうことは人によってあるかと思います。
もしかしたら、子ども時代の経験が特に原因では無さそうなのに、どうしても苦手な物事があったりする人もいらっしゃるかも知れません。
いずれにしても、今を生きている自分が「いいイメージを描けない」と、してしまってることがあったとき、その心の声を無視して無理にいい未来のイメージを描こうとしても難しいと思われます。
それなら、そのいいイメージが描けない過去のきっかけを探ってみる。。
そのきっかけとなる出来事について、自分がどういう気持ちを当時持つことが出来ていたら、今の自分は違っていただろう、、、そういう発想になって「自分が過去では本当はこうありたかった」という方向で、まず過去のイメージを作り変える。。
なりたい未来を描く前に、本当は起こって欲しかった過去の自分について思い描く。
それが私の思う、「過去の書き換え」あるいは「過去世の書き換え」になります。
私の話になりますが、自分の過去世をいくつか見たとき、同じ魂の課題を繰り返し経験していることがわかり、そしてそれは今回の人生にも引き継いで来ていることもわかりました。
そもそも過去世というものは、思い出せる出来事やその過去からの課題を「あなたはもうそれを乗り越えられるよね」というタイミングになったとき思い出せたりするもののようです。
そして複数の過去世で何度も繰り返し経験し、乗り越えられいてない魂の課題は、今の人生にまで持ち越している場合が多いこともわかりました。
だから過去世のことを思い出せなくても、今の人生を十分味わい意識して見てみたとき、自分に影を落とすような出来事やどうしても不足を感じる感情に目を向ければ、その持ち越してきた課題について何かがわかるのではないかと思います。
最近、私は長く持ち越して来た課題について、解消できそうな「過去の夢の絵」を描いてみました。この、父と娘の絵です。
私には、父親との関係の問題を経験している過去世がいくつもあり、そしてこの人生でも父親との関係については、長年自分の中に影を落としているような感覚がありました。
いくつかの自分の過去世を知って、ああだから今世はこうなのか、と納得することが多くありました。そして今世において、他者との関わりで時々ふと心の奥で不安定な揺らぎを感じることがあったのは、過去世から持ち越した父子関係の問題もその理由の一つであることに気づきました。
更にこれは、今の私という命にまで繋いでくれた『先祖』からも託された問題なのだと気づくことにもなりました。
私は過去世でも今世でも、父という立場の人に甘えられない、いつも緊張関係を持っている、というパターンが多かったようです。過去世では、優秀でないと愛されない・大事にされない・生きる価値がない、という思い込みも強くあったようです。その関係を大きく踏み違え悲劇や破滅へと向かった過去世の話もあります。
私は自分のこの過去の問題を、叶えたかったイメージと、その「絵を描くこと」で変えてみようと考えました。
実際私は、自分の過去世の出来事に対し「本当は起こって欲しかったこと」を、その過去世の子どもだった自分と対話し、新しくイメージを創る瞑想ワークというものを何度か行っていました。そのワークによって、今世で苦手だと思っていたことや、苦しいと感じていたことが、解消されるようになっていました。
これは、「絵を描くこと」でも可能なのではないかと思い、試すことにしました。
私は子どもの頃どうあれば良かっただろうか、という発想から浮かんだものは、こうでした。
「父親に何のてらいもなく飛び込んでみたい。遠慮なく抱きついてみたいし抱き返してもらいたい。なんの条件も無く自然に心から信頼し合える関係でありたい。」
そうして、父娘の絵を描きあげた後、何かしらの変化は今もずっと感じています。
まず心の奥で、不安定に揺れていた何かが今は殆ど消えてると感じています。
そして以前より人と接する機会が増えた気もしてて、どれも心に無理することが無い自然でスムーズな交流になっている気がします。
目に見えてすごくわかりやすい変化があったかというとそこまででは無いのですが、これから変わっていくことももしかしたらあるかも知れません。
自分にしかわからない感覚ですが、心の奥にふわっと温かく、優しい場所が新しく生まれ、それがあることで現実に生きる私も、以前より更に安心出来ている気がするのです。
過去の夢の絵、もしかしたらそれによって起こる変化は、ささやかかも知れません。
でも私が思うに今の時代、いや、これからの地球で生きて行こうとしたとき、「自分に本当は合ってないもの (エネルギー)は、どんどん手放して行かざるを得ない」という流れがおそらく主流で、私だけでなく、スピリチュアルへの関心無関心関係なく、色々な人に起こる可能性のあることだと思っています。
ささやかな変化かも知れませんが、もう不要な古い自分の中にあるものを手放すワークとして、過去の自分と対話し、過去の夢の絵を描いて「本当は欲しかった新しい過去」を手に入れて行くこと。私はおススメしたいと思っています。ご自身で描けそうであればぜひそうしてみてほしいです。
いずれにしても、自身の心の奥にある声、心に棲む子どもの声を、ぜひ聴いてみて欲しいと思っています。